過酷な労働環境を当たり前だと感じていました

以前の会社で働いている時に、朝起きられなくなりました。
あまりにも体が疲れていて、会社に行くのは無理だと判断するほどでした。
その日は家でゆったりと過ごし、翌日になりました。

 

身体は回復していましたので、会社に行きました。
そして、職場の労働の過酷さを初めて認識したのです。
新卒で入社した会社のノルマはきつく、毎日必死で働きました。

 

そしてそのことが「当たり前」だと思って仕事をしていたのです。
しかし心身ともに疲弊して一日休みを取り、すっきりした頭で職場の労働環境を見てみると「これはおかしい」と思わざるを得ませんでした。

 

私以外の同僚たちも疲弊しているのが手に取るように分かりました。
私はその日の労働を終えて帰宅する時に、転職をしようと決意しました。
新卒で入った会社の常識は、そのまま社会人として当たり前と考えてしまいがちです。

 

しかし転職した先では、以前の職場のような過酷な労働環境はありませんでした。
疲労が激しい、時間外労働が多いと感じたら、冷静に職場の状況を見て、必要なら労務の専門家に相談するようにすべきだと感じました。

塾では最低時給額を下回る場合もある

塾ではまだまだ企業としての労務管理にグレーゾーンがあるなと思ったのは、授業をしているとその時間で発生する時給は高いのですが、事務作業となると最低賃金を下回る時給になっていることです。
私は事務作業をする時間が多く、具体的には丸一日の試験監督と答え合わせ、連絡プリントを生徒分作って袋詰めする作業、成績表管理などがそれにあたります。この時間の時給は非常に低く、事務をやりたがる先生がいません。歩合制にしてある人は特にそうです。私はある時から給料が固定されたのですが、試験監督などは学校が休みである日曜に行うことが多く、私も休みなので追加してお金がもらえるとしてもその低い自給です。それなら休みの方が良いと思います。
実際、この答え合わせというのは上司がただ早く知りたいだけのものであり、本社からの正式な成績は1か月後に来ます。だからしなくても良い仕事を増やされているというのも私の不満であるところの一つです。このような非効率的な仕事内容が減るよう臨みます。

労務時間がおかしい!使い潰す気だと思った会社!

私が働いていた会社は勤務時間に問題がありました。最初は週休二日制だと聞いてこの職場に入社しました。休みが多いことを気に入ってこの職場に入社したのです。それなのに実際のところは全然週休二日なんて取れなかったです。
週休二日が取れないどころか、週休一日すら休めないときもあって、信じられないくらいに働かされました。朝から晩まで働いて、労働時間は相当すごい時間でした。時には昼休みすら取れずにご飯を食べられないときがあったし、夕ご飯なんて毎日深夜です。このせいでどんどん体調も悪くなりました。
このような職場ですからやめる人は後を絶たなかったです。私も上司にやめたいと言ったのですが説得されて仕事終わりに飲みに誘われてそこで何度も引き留められました。上司に行ったら余計に睡眠時間が取れなくなると把握した私は無理に通って、そして労働時間が多すぎるせいで病気になってしまいました。
この職場はどう考えても人を使い潰す会社だと思いました。働けるだけ働かして、私が病気になったらポイでしたからね。本当に酷い職場でこの職場のせいで自分の大事な時間を数年失った気がします。労務に強い弁護士に相談すればよかったです。

労働時間内に終わらせるよりだらだら残業の方がいい

基本的には就業時間内に終わる仕事量なのに、社長がいないとみんなさぼって仕事をあまりしません。社長が夕方から来ることが多いのでそこから仕事したふりをして残業し、社長と飲みに行きます。
社長は頑張っている従業員だとボーナスを上乗せするので、なんだかなと思い、仕事は時間内に仕上げない方がいいのかとダラダラする人が増えてしまいました。

労働時間を誰も報告してこないので、残業代の計算ができません。
何度も社長に従業員の労働時間を把握した方がいいのではないかと言いましたが、従業員の負担が増えるし、残業代のかわりにボーナスで出しているし、誰も文句言ってこないからいいと言われてしまいました。
労務相談の窓口だった顧問社労士にも相談しましたが、社長の味方だったので、これ以上言ってもダメかと思いました。
就業規則がありましたが、形だけだったので、この通りにやりますかと言ってみましたが、スルーされました。

就業規則があっても社長や従業員の意識が低ければ何の意味もなさそうです。ただ自分の身を守るためにはこまめに証拠を残しておくといいと思います。