正社員としてあるスポーツ用品店に勤めたことがあるのですが、休みがほとんどなく、通販で取り寄せたタヒボ茶を飲む時間だけが唯一の休息で辛かったです。
休みは週に一日だけで、それも出張で潰れることが多く、二週間連続勤務も度々ありました。
一番困ったのは、有休が一切なく、病気や冠婚葬祭でさえも休めなかったこと。
ある時結膜炎で両目が真っ赤になった為、なんとか上司に頼んで二時間だけ休みをもらい病院に行ったのですが、その間ずっと「いつ戻って来るんだ」とひっきりなしに携帯に電話がかかってきて怖かったです。
あまりの拘束時間の長さと無茶振りに、私は我慢出来ずに辞めてしまったのですが、もしそういう会社に当たってしまった時は「労務の法律ではこうなっているはずですが…」と、会社の異常性をそれとなく上司に伝えた方がいいと思います。
私が勤めていた家族経営の会社のように旧態依然の会社だと、自分たちの異常性に気付かないまま、社員に無理を強いている場合もあるので。
それでもブラックな姿勢を改めないようなら、それはもうその会社を辞めた方が良いかと思います。
きつい職場だけど、せっかく正社員だし…と私も辞めるのをだいぶ悩んだものですが、正社員でなくともそこよりずっと良い職場はいくつもあったし、今では辞めて良かったとしみじみ思っています。
ブラック企業は長く居続けると、思考がそこに染まってしまうのが恐ろしいところ。
「大変だけど、同僚たちもみんなやってることだし…」や「二週間ずっと休みがないけど、上司に褒めてもらって元気が出た!」など、異常な扱いを受けていても「そんなことない、これが普通」と、いつの間にか思うようになってしまうのです。
ですので、時々別の企業で働いている友人と話して、客観的な意見をもらうのが一番良いと思います!
「あなたの会社、絶対おかしいよ」と言われると、はっと目が覚めるので。